白髪染めを長持ちさせる塗り方のコツ
年齢を重ねると、白髪についての悩みが増えてくると思います。
NHKネットクラブのアンケート(50歳以上 2554名対象)によると、
- 1位:染めてもすぐ目立つ(長持ちしない)
- 2位:費用がかかる
- 3位:髪が傷む
という順に多かったそうです。
どの悩みもうなずいてしまいますが、ヘアスタイリストの野沢道生さんによると、1位の「長持ちしない」ということを解決できれば、費用や傷みも解決するとのこと。
そのためには、まんべんなくきちんと塗るということが大事です。
つまり、中途半端な染め残しがあれば、またすぐに染め直さないといけなくなりますし、短期間のうちに回数を重ねるので髪が傷むし、費用もかかるわけです。
でも、白髪染めの効果を長持ちさせることができれば、周期が長くなって経済的ですね^^
NHKの「団塊スタイル」で一般的なクリームタイプのヘアカラーを使った白髪染めの使い方のコツが紹介されていました。
染める前の準備
白髪染めを使う場合、その前に必ず毎回パッチテストを行って下さい。
白髪染めを効果的に使うには、根元にべったり塗る必要がありますので、皮膚障害を起こさないためにもやった方が良いでしょう。
白髪を染める時のポイントは、分け目を作ってから塗るということです。
染めたい根元の部分をしっかり出せば、簡単にキレイに塗ることができます。
ここを疎かにしていると、生え際に染め残しが出てしまうんです><
なのでまず、白髪をいきなり染めるのではなく、染める前にざっくりとで良いので髪を分けます。
前後左右に後頭部の5つくらいに分けると良いでしょう。
薬剤は、ムラが無いように色が均一になるようにしっかり混ぜておきます。
染める
準備が出来たらいよいよ染めます。
染めるのは白髪が目立つところから。
まずは液をブラシの先にたっぷりつけます。
量が少ないと染め残しになります。
塗るポイントはブラシを立てて塗らないということ。
下の写真はダメの例です。
このようにブラシを立てて、根元からそのまま毛先まで塗っていくと、液が毛先の方に塗られてしまいます。
正しい塗り方はブラシを横にして、生え際に沿ってペタペタと液を置いていくということ。
下の写真のように、分け目や生え際に沿ってどんどん置いていきます。
置いた後は、その周りに指先で馴染ませて調整します。
あまりこすり過ぎて液をどかしてしまわないように、小さくこすります。
同様にしてその他の塗りたい部分にも分け目を作り、置いていくようにして塗っていきましょう。
分け目や生え際に塗った後は、すぐに全体にのばしてはいけません。
カラー剤をくしでのばしてしまうのが染まらない最大の原因です。
毛先までのばしたい場合は、分け目や生え際に置いたものを使うのではなく、改めて新しくクリームをとって塗ること。
それをくしでのばせば、根元から毛先までしっかり染め上げることができます。
もみあげの所も、地肌につくのを恐れて量を減らすとしっかり染まりませんので、根元にたっぷりのせて塗ります。
地肌につくのに抵抗がある場合は、顔にスキンクリームをつけてワンクッションおくのも良いでしょう。
その場合、毛にクリームがつかないように気を付けて下さい。
つくとその部分が染まりにくくなります^^;
そして最後にスペシャルテクニック。
ティッシュペーパーなど薄い紙を、たっぷり塗った部分に密着させて貼っておきます。
そのひと手間をかけると白髪がピンピンしなくなるので、よりしっかり染まります。
放置
次はしばらく放置する時間。
大体15分くらい放置するものが多いですが、これは基本的には説明書通りにした方が良いでしょう。
しかし、髪の毛が太くてしっかりしている人は染まりにくいので+5分と少し長めに、髪の毛が細い人は染まりやすいので-5分と少し短めにしても良いでしょう。
すすぎ
白髪染めを塗って、放置したら次は「すすぎ」です。
すすぎには重要なポイントが2つあります。
まず1つ目は、すすぐ前に少量のぬるま湯でもみこむということ。
たくさん塗った分け目や生え際にぬるま湯をもみ混むことで、液が乳化して段々と泡立ってきます。
この乳化が大事なんですね^^
乳化には、頭皮についたヘアカラーを落としやすくする効果と馴染ませる効果があるんです。
より自然な仕上がりにするためにも、きちんともみこんでおきましょう。
十分にもみこんだら、今度はお湯ですすぎます。
ここでもう1つのポイント、お湯が透明になるまですすぐということ。
色がお湯に残っている状態ですすぐのを止めたら、中途半端に液が頭皮に残ります。
頭皮を傷める原因になりますよ><
シャンプー&トリートメント
シャンプーは頭皮をマッサージするようにやります。
シャンプーをしっかり落としたらトリートメント。
ヘアカラーをした後の髪はデリケートなので、トリートメントをして5分ほど放置させた方が良いでしょう。
その際、スチームをあてたり、キャップをしたりするとよりトリートメント効果があります。
髪がデリケートな時だからこそ、トリートメントはきちんと効果的にしておきたいですね^^
このように使えば白髪がキレイに染まり、キレイに染まっているから長持ちします。
染める周期が長くなれば経済的にも優しく、髪の傷みも緩和されますね^^
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